住宅建築士が、猫とペット可賃貸に住んでみた。
こんにちは。
たたみ設計です。
今私は猫のたたみくんと一緒に住んでいます。
猫って癒しですよねーー!
毎日家に帰れば元気になる!
たたみくんの紹介を猫の好きな居場所とともに綴った記事はこちら。
さて、
今回は「猫が好きな場所ではなく、飼い主側の目線で住まい」について。
ペット可の賃貸って結構増えてきていますよね。
これは、相続税対策で賃貸を作りまくった結果、需要を供給が超えてしまい、いろんな付加価値をつけているという背景と、猫ブームがあります。
猫は、散歩いらずで静かであんまり手間がかからないと言われていますもんね。
そこで、ペット可の賃貸とはどういうものでしょうか。
ペット可!と一口に言っても
『ペットと一緒に住んでいいですよー』
というのと
『ペットと一緒に住みやすい工夫がされていますよー』
というのとで、全く異なってきます。
そこで、住宅建築士である私が、工夫されている賃貸に住んでみてわかったメリットをご紹介します。
- ペットのトイレスペースがある!
- 飛び出さないように玄関との間は開き戸!
- 収納たっぷり
では、それぞれ写真とともにご紹介いたします!
①ペットのトイレが置けるくぼみ
誰もが一度は悩むトイレの置き場。
リビングだと臭いが気になるから…と、くつろぎの場を避けて洗面所や廊下に置きがちですが、それ用に設計されていないため人が通る動線に置かれたり、全然スッキリしません。
そこでこのくぼみ!
これがすごく便利!
なんでもそれ用の居場所は大切です。
小さな工夫がもう一つ。
トイレスペースとLDの境にちっちゃい段差があります。
この意味は…
LD側にトイレの砂が出づらくなります!
※あえて掃除していない写真にしています。
一日経過してもこんな感じ。
猫はトイレすると砂をかける習性があります。
キレイ好きな猫としては、恥ずかしくて見られたくないのかなぁ。
その際にトイレから外に出てしまう砂もありまして…それを猫が歩いてLDに運んでしまう…
汚いと思いますが、仕方ないことです。
それがこの段差のお陰でLDに出にくくなるんです。
ちなみに、天井には効いているのかわからない、Panasonicのナノイー発生器があります。
これどうなのかなー。笑
少しは消臭に役立っているのかなぁ・・・
効果を感じられた方がいれば教えて欲しいです!
②玄関ホールの出入り口が開き戸。
これは大事!
飼い主が帰ってくる音がするとお出迎えに行きます。
すっごいかわいいんですけど、万が一玄関を開けた時に外に飛び出してしまうと新しい世界にパニックになり捕まえられなくなることもあるんです。
ただ、猫によってはジャンプしてドアを開けてしまうことがあるようです。
一番気を遣った工夫は鍵付きですね。
全くお出迎えできないのはかわいそうなので、ガラス入りの扉にすることをお勧めします。
③収納!
子供1人…とまではいかないですが、猫がいるだけで物が多くなります。
例えば…
トイレの砂、ご飯、おもちゃ、夏用のねこ鍋、お出かけ用のケース…
これらが入る収納が飼い主の収納と別に必要になります。
一般的に賃貸って収納量が足りない感じしませんか?
そんな中、猫用収納なんて最初から作ってないと大変です。
私の住まいは、①のトイレ用のくぼみの上が収納になっています。
ここにまとめておけば掃除もらくらく〜
ちなみに、猫はどこでも飛び乗ってしまいます。
猫が届かないところにご飯やおやつを置けるとイタズラ防止にもなっていいですね!
ペット可の賃貸の工夫は以上です。
いかがでしょうか。
ここに住んだら引っ越したくなくなりますでしょ?
では、ここからはもっとこうだったら!というポイントです。
1.洗面所は開き戸がいい!
2で書いたように、引戸は開けます。
洗面所の戸が開いていると浴室から出た時に寒い…
私の家は特に、洗面所の隣が玄関なので余計に…
たたみくんは私がお風呂に入ると洗面所にきてお風呂の扉をかりかりします。
まぁまぁうるさく、嫌な音なのでリビング側に閉じ込めるようにしていますが、たまに忘れる…
というか、こっそり洗面所に隠れていたりしまして…
カリカリ始まって気づくやつ。
ビショビショなのに一回お風呂から出て追い出す…
開き戸だったらなかったのになー。
2.空気清浄機の居場所がない!
臭いは家族だと気づきません。
ペットと住む場合は空気清浄機は必要になると思います。
これがあると、水が切れていると空気清浄機の嫌な臭いも出るのですが、同時にネコ臭もしてきます。
においを取るのに水も使っているのかなぁ。
本当はすっきり隠しておきたいのですが、思いっきり存在を主張してくる大きさなんですよね…
スタイリッシュなものもありますが、高機能になるとなかなかないものです。
トイレみたいに居場所があればなぁ…
3.玄関にコート掛けが欲しい…
猫はとにかく!毛が大変!
必ず服に付きます。
毛が取りやすいコロコロもありますが、基本的には付かないようにする方が合っていると思います。
コートとジャケット、カーディガンやセーター。
この辺りは玄関で脱いで猫と遊ぶ事をお勧めします。
…それでもつきますけどね笑
今よりは楽になる!はず…
こんな所です!
株式会社エクスナレッジから「猫のための家づくり」という本も出ていますので、ぜひ参考にしてみてください。